トランセンド製SSD用モニタリング・寿命予測ソフト開発中

トランセンド社は、自社製SSDに関するデータシートを公開しています。それによると、SMARTを通してブロックの最大消去回数、平均消去回数などが取得できるのですが、規格があまりに独自すぎて既存のソフトでは簡単に表示できません。
というわけで、トランセンド製のSSDをモニタリングするソフトを自分で作成中です。
ただモニタリングするだけではつまらないので、寿命を予測する機能をつけてみました。原理は簡単で、ブロックごとの最大消去回数を時刻と一緒に保存しておき、最小二乗法で一日あたりの増加数を推定します。あとは、それが書き換え限界数(SLCなら10万回、MLCなら1万回)に到達する日付を求めるだけです。

開発中の画面はこんな感じです。

もう少し体裁を整えたら公開予定です。
現行のトランセンドSSD(IDE,SATA両方)全てで使えるはずです。ただし、モデルチェンジ前の製品で使えるかどうかは分かりません。
ところで、その他の会社から出ているJMF602搭載SSD(Core V2, バッファロー製品など)は、同様のSMARTの項目を持ってないんでしょうか?もしJMF602製品が共通したSMART項目を持っていれば、それらの製品のモニタリングも可能になるはずです。なお、必要な項目のIDはE5,E8,E9,EA,EBです。これらは、CrystalDiskInfoで見ると、項目名が"ベンダ固有"と表示されます。