各社新ファームウェア公開+Sandforce製新コントローラ搭載SSDの情報

Samsung社製コントローラの新ファームウェア

Samsung社製コントローラ搭載SSD(PB-22Jシリーズ相当)用のファームウェアアップデートツールがようやく公開されました。Corsair P-Series用OCZ Summit シリーズ用Super Talent MasterDrive SX用がそれぞれダウンロード可能です。ファームウェアアップデート時にはデータが消去されるようですので、注意してください。
このアップデートにより、Samsungコントローラ搭載SSDもTrimに対応しました。なお、ファームウェアバージョン18C1,1901で実装されていたAuto-Trim(アイドル時に性能を自動的に回復する機能)が有効になっているかどうかは、今のところ情報がなく不明です。

Indilinx社製コントローラの新ファームウェア

Indilinx社製Barefootコントローラ用のファームウェアに関しても、バージョン1848, 1881の2つの新バージョンが公開されています。前者はA-DATA S592シリーズ用、後者はSolidata K5/K6シリーズ用です。後者はMP Toolとして公開されているので、ジャンパを搭載している他のSSDをアップデートできる可能性があります。
ファームウェアの更新内容は、リリースノートがどちらのメーカからも公開されていないので謎です。分かる限りでは、Power Cycle Countが更新されなくなっていたバグがバージョン1881で修正されています。
S592シリーズは安価なことから人気がありましたが、長らくファームウェアが提供されていませんした。今回のアップデートにより、ようやく他社製品と同等の状態となりました。ただし、64GB版はアップデートに失敗し、ディスクが認識できなくなる例が相次いでいます。どうやらアップデータがDRAM32MBの製品に対応していない可能性があるようです。なお、この現象によりディスクが認識できなくなった場合、保証が効くようですので、購入店に問い合わせてみてください。
S592の古いバージョンのファームウェア(1279)では、SMARTの仕様が現在とは異なっているようで、JSMonitorではAverage Erase Countが非常に大きな数値に表示されます。JSMonitorをS592でお使いの方は、ファームウェアをアップデートすることを推奨します。そのときは、アップデート前にログをいったん消去してください。

Intel SSD Toolbox

IntelSSD Toolboxはいつの間にか公開が停止されていたのですが、このページからダウンロード可能になっています。リリースノートを見る限り大きな変更はないようですが、SSD Toolboxをお使いの方はアップデートしておきましょう。

Sandforce社製コントローラ搭載SSDベンチマーク

Sandforceというアメリカの会社が、新たにコンシュマー向けSSDコントローラ市場に参入するようです。すでに、OCZ,A-DATA,Photofastから同社製品を搭載したSSDがアナウンスされています。
エルミタージュ秋葉原の記事ではいち早くベンチマーク結果が公開されています。CrystalDiskMarkのRandom Write 4Kの性能がIntel並みに高く、期待が持てます。よく分からないのがシーケンシャルライトの性能で、東芝同様にCrystalDiskMarkのテストサイズを増やすと性能が向上しています。また、ATTOではそれよりさらに高い性能となっていて、かなり謎度が高いです。