Windows 7用P55マシンの自作

Windows 7 Pro版を先行予約で購入できたので、それに併せてCore i5+P55で新しいマシンを組んでみました。
構成は以下の通りです。

CPU: Intel Core i5 750
CPUクーラー: Scythe 鎌アングル Rev.B
メモリ: Sanmax SMD-4G88HP-13H-D (DDR3-1333, 2GBx2)
マザー: ASRock P55 Deluxe
VGA: Gigabyte GV-R577D5-1GD-B (Radeon HD 5770)
光学ドライブ: Liteon IHES208-27
ストレージ: Solidata K5-64, WD6400AAKSなど(流用)
電源: Antec TP-650
ケース: Abee Method

たぶん今後もいろいろとストレージを出し入れすると思いますが、わざわざ他のパーツを取り外したりHDDケージを抜いたりするのは面倒なので、ケースはSSD/HDDを縦に入れられるものを前提としました。今回は、DOS/V Power Reportの記事にあるように、静音性が高く安価なAbeeのMethodにしてみました。でも今思うとCoolerMasterのSileo 500にすれば良かったような気もしたりしなかったり。
このMethodというケースは、静音性が高い(=密閉性が高い)分エアフローがあまりよくないようで、前述のレビューでもCPU・GPUの温度が高いという結果になっています。そもそも、このケースのように、サイドに空気取り入れ口が開いてないケースでは、トップフロー型のCPUファンはあまり適していません。そこで、前面・背面のファンをGentleTyphoonの最速モデル(+ファンコン)に変更するとともに、CPUクーラーをサイドフロー型の鎌アングルに変更しました。
が、しかし、なんと鎌アングルのファンが1番目のPCI Express x16スロットに干渉してしまいました。仕方ないので、VGAは2番目のPCI Expressに装着。これって別にデメリットはないですよね…
もうひとつのエアフロー改善策として、SATAケーブルとその電源ケーブルの裏側配線を行ってみました。意外とうまく収まるものですね。電源ユニットは、余計な電源線を減らすためセミプラグインタイプのTP-650を購入しました。もっと安価な製品でも良かったのですが、ドライブの故障は安い電源ユニットの不安定な電圧が原因だという説もあり、これ以上SSDに壊れてほしくないので、出力の安定しているTP-650にしてみました。

なんとなくOSは64bit版をインストール。3DMark06を実行してHWMonitorで温度を測ってみたところ、最高温度はCPUが67度、GPUが77度でした。まあ許容範囲内ですが、思ったよりは高めの温度でした。
鎌アングルの干渉以外に発生した問題は、BDドライブとの相性不良です。以前のPCでは、ソニーオプティアークのBC-5500AをタイムリーのUSB変換ケースに入れてポータブルBDドライブとして使っていました。それを使い回そうと思っていたのですが、どうもこのマザーと相性が悪いらしく、認識に失敗したりスピンアップに失敗したりします。おまけに、同梱されていたTotalMedia TheatreがWindows 7の64bitに対応しておらず、起動できないだけでなく何とアンインストールにすら失敗します。仕方がないので、LiteonのIHES208-27を買いました。しかし今時はBDドライブがソフト付きで1万円で買えるんですね…
問題なく、とは行きませんでしたが、これでなんとかWindows 7の環境を整えることができました。このマシンを使ってTrimの効果などを実証してみる予定です。