Intel X-25M G2(160GB)のファームウェアアップデート&ベンチマーク

  • (10/29追記)<重要!>ファームウェアはバグを含んでおり、アップデート後にWindowsが起動しないことがあるようです。詳細が判明するまで、アップデートは見合わせることをおすすめします。
  • (12/8追記)問題が解決された最新のアップデータがアップロードされています。

Intel X-25M G2用の新ファームウェアが公開されました。ファームウェアアップデータはこちらのページから入手することが可能です。ファイルはISO形式で提供されており、そのISOをCD-Rに焼いてブートするとアップデータが起動します。
また、それに合わせて、Solid-State Drive Toolboxも公開されています。このツールは、SMART値の表示、Trim送信、Diagnostic Scan(エラー診断スキャン)を行うことができます。後ろ2つの機能はIntelSSD限定ですが、SMART値の表示はどのストレージに対しても行うことができます。
さて、今回のファームウェア(02HA)の内容は、Trimの有効化と160GBタイプのシーケンシャルライト性能の向上です。性能向上がどれくらいになるのか気になったので、研究室で購入した該当製品のアップデートを行うついでに研究してるフリをしてベンチマークを取ってみました。
マザーボードはX58(ICH10R)、OSはWindows XP(32bit)、AHCIモード(IMSM)、SSDの状態は購入したばかりの新品です。CrystalDiskMarkは、Diskparでオフセットを2048セクタにしてからフォーマットしました。HD Tune 3.5はブロックサイズ8MB、Most Accurateの設定です。
いずれのスクリーンショットも、左が旧ファーム、右が新ファームの結果です。

  • HD Tune Read Benchmark

  • HD Tune Write Benchmark

  • HD Tune Random Write


読み込みの性能はほとんど変わりませんが、書き込み性能には向上が見られます。HD TuneのSequential Writeのグラフを見ると、新ファームの平均値が旧ファームのピーク性能を上回っています。というわけで、性能向上を期待されている方には、今回のファームウェアアップデートはおすすめです。
継続使用時のパフォーマンスの変化やTrimの効果については、また今度計測してみます。