IndilinxコントローラのファームウェアとSMART値の情報

Indilinxコントローラ搭載SSDファームウェアアップデータについて

Indilinxコントローラを搭載したSSDは、ファームウェアをアップデートすることが可能です。ファームウェアのアップデートによって、バグの修正や性能の向上が行われています。そのため、可能な限り新しいファームウェアを使用することが推奨されています。
なお、各ファームウェアのアップデート内容は、Super Talentのリリースノートに記されています。

以下に、各製品の最新のファームウェアアップデートプログラムのダウンロード先を列挙しておきます。リンク間違いや抜けがあれば、ご指摘をお願いします。

OCZ Vertex/Vertex EX
Super Talent UltraDrive ME/LE
Photofast G-Monster V3
G.Skill Falcon
Crucial M225
Solidata K5,K6

以下の製品は現在のところファームウェアアップデートプログラムが提供されていません。

OCZのフォーラムによると、Vertex Turboシリーズはコントローラのクロックが異なるらしく、Vertexシリーズとはファームウェアに互換性がないようです。TranscendSilicon Powerは後発の製品なので、現時点ではファームウェアアップデートを行う必要がないというだけかもしれません。

ファームウェアごとのSMARTの仕様

ここからが本題なのですが、Indilinxコントローラ搭載SSDのSMARTの仕様はファームウェアバージョンによってかなり異なるようです。JSMonitorはTranscend社のデータシートの情報を元に作成しています。時期的にTranscendの製品のファームウェアは1370または1571だと思われます。こちらで使用しているVertex(1.3)、K5-64(1571)は今のところ仕様に矛盾した値は出ていません。
以下に、現時点で情報が寄せられているSMART値の差異を列挙します。

バージョン OCZ製品のバージョン 仕様の差 不明なアトリビュート 備考
1199 00.P97 (情報なし) (情報なし)
1275 00.P97 D0*1の増加量が非常に大きい なし A-DATA S592
1370 1.1 デフォルト? なし
1571 1.3 デフォルト? D2,D3
1711 1.4x C8*2,C9*3が非常に大きい D3,D4,D5 公開停止中

いずれも情報が不足しているので、Indilinxコントローラ搭載SSDでJSMonitorが動作したという方は、結果のご報告をしていただけるとありがたいです。

*1:1370/1571ではAverage Erase Count

*2:1370/1571ではTotal Count of Read Commands

*3:1370/1571ではTotal Count of Write Commands